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2012/08/19〜2012/08/19 被災地の高校生とともに学ぶワークショップを開催しました!事務局

 8月19日、沿岸被災地の高校生とコンソーシアム連携校の大学生が復興についてともに学ぶワークショップを盛岡市の盛岡地域交流センター(マリオス)で開催しました。
 このワークショップは、大学改革推進等補助金(大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業)で企画する一事業であり、事業推進責任者である岩手大学人文社会科学部の後藤尚人教授が講師となり、「復興を担う人材像とは」をテーマに高校生と大学生が意見交流を行いました。沿岸被災地の久慈高校、宮古高校、釜石高校、大船渡高校の生徒28人、5大学の大学生11人が参加。7つのグループに分かれ、始めに被災地の現状について意見を出し合い、図書館や校舎、グラウンドなどが被災したことで、勉強や部活動の場所がなくなったこと、鉄道の復旧の遅れなどによる交通の不便さなどに加え、仮設住宅や雇用に対する問題点など、地域が抱える様々な課題が話し合われました。
 その上で、復興に向けて求められる人材について議論を行い、警察官や消防士、医師などの具体的な職業だけでなく、リーダーシップや行動力、決断力がある人などの意見も挙げられました。
 8月17日から3日間の日程で開かれた「東北みらい創りサマースクール」の一環でもあるこのワークショップでは、ファシリテーター役を務めた大学生も高校生の自由で柔軟な発想に刺激を受けたようで、今後自らが率先して復興に関わっていく重要性を“ともに学ぶ”機会となり、非常に有意義なワークショップとなりました。


※写真:「復興を担う人材像」についてまとめる高校生と大学生


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