11月1日(土)後期集中講義「危機管理と復興」第2回目の前半は、「東日本大震災と岩手県での対応」として岩手大学地域防災研究センターの越野修三教授によって講義が行われました。越野教授は、東日本大震災発生時に県危機管理監として県災害対策本部支援室を指揮した経験を元に、県及び各市町村の震災発生直後の状況や、実際の被害状況がどのようなものであったかを当時のデータを用いながら説明されました。また、それらの教訓から今後どのような体制を整備し、人々の意識を変えていけば良いかを学生に問いかけました。 後半は「災害カウンセリング」として、広島国際大学心理科学部の鶴田一郎准教授によって講義が行われました。今回は「内観療法」を用いて、自分がこれまでにしてもらったこと等をシートに書き出しながら振り返り、一対一で聞き役、話役を交互に作業分担することにより自分と相手の内面を見つめる作業が行われました。これらのやりとりで重視されているのは「傾聴」であり、災害時のみならず平時においても重要である、と講義されました。
次回第3回目のテーマは「防災教育」、11月8日(土)の開催予定です。
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