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2014/11/22〜2014/11/22 第3回被災地の高校生とコンソーシアム連携校の学生がともに学ぶワークショップが開催されました!事務局

 3回目の開催となる被災地の高校生とコンソーシアム連携校の学生がともに学ぶワークショップが、11月22日(土)に岩手大学釜石サテライトで開催されました。

 今回は「強く光り輝くふるさと創り〜人が減っても幸せに暮らせる街〜」をテーマに、遠野高校(5名)、大槌高校(2名)、釜石高校(10名)、釜石商工高校(8名)、大船渡高校(3名)の総勢28名の高校生の皆さんが、コンソーシアム連携校の学生16名(岩手大学8名、盛岡大学8名)とともに活動しました。
 参加者は、岩手県復興局復興推進課の菊池学推進協働担当課長による岩手県における復興の取組と現状に関する説明を踏まえた上で、人口減少が加速する被災地において幸せに暮らせる街を創造する具体的な方策について、グループ毎に活発な意見を交わしました。
 8班に分かれてのグループワークでは、地域の「いいところ」と「厄介もの」が実は共通している場合があることを発見し、住民がマイナスの意識を抱いている事柄も地域の魅力として発信できる可能性があるという新たな視点を得、それぞれが描く未来のふるさと像を明確にしました。そのような地域のシーズを理想のふるさとの実現に活用するための具体的方策については、“やませ”を活用した「風力発電体験ツアー」や、現在地域で最も防災について学んでいる高校生自らが防災リーダーとなる、といった多様なアイディアをグループ毎にまとめ、発表しました。
 講評では菊池課長より「ハード面の整備が見えてきた今、それをどう活用し復興につなげるかを考えていくことが重要。本日出た貴重なアイディアの全てを県に報告し、厄介ものを新たな視点から活用していく方法を一緒に考えていく。特に若者の人口流出が進む今、たとえ皆さんが一度この地域を離れたとしても、将来戻ってきたいと思った時に受け入れられるような地域づくりを共に行っていきたい。」とのお話をいただきました。また、進行役である岩手大学人文社会科学部の後藤尚人教授からの「今日まとめた意見の成果ではなく、皆さんが真剣に考えた、というプロセスが大事」との総括通り、次世代を担う若者同士が互いに刺激を受けながら、ふるさとの幸せな未来の創造について懸命に学び合う非常に有意義なワークショップとなりました。





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