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2013/11/06 いわて高等教育コンソーシアム、国文学研究資料館3研究グループ合同講演会「なぜアーカイブズは必要なのか-文書保存の意義と実態」開催のご案内【平成25年11月17日(日)】事務局

 いわて高等教育コンソーシアムにおいて文化財や文献、公文書、図書資料に関する救済・調査研究を行っている研究グループが、国文学研究資料館の3つの研究グループとの共催で、地域歴史文化の証として不可欠なアーカイブズの意義と岩手県の実情を確認することを目的とした講演会を、下記のとおり開催いたします。
 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

■日時:平成25年11月17日(日)13:00〜17:00

■会場:ホテルルイズ 3階 万葉の間(盛岡市盛岡駅前通7-15)

■対象:市民一般、文化財関係者、県・市町村等行政関係者、図書館業務関係者ほか 150名程度
    ※入場無料

■目的
 この講演会は、地域の中核を担う人材育成を目指して設立した「いわて高等教育コンソーシアム」と国文学研究資料館の3研究グループとの共催による講演会です。
 欧米だけでなくアジアでは中国・韓国においてもアーカイブズは重要視されていますが、ようやく日本においても、災害の経験を経て注目されるようになってきました。しかし、まだ十分とはいえません。
 今年度は、国文学研究資料館がアーカイブズ・カレッジ(短期)を岩手県遠野市で開催することとなり、地域歴史文化の証として不可欠なアーカイブズについて考える機会と捉え、「なぜアーカイブズは必要なのか−文書保存の意義と実態」と題した講演会を開催します。
 岩手県のアーカイブズの実情は、県も公文書館を有しておらず、震災まではアーカイブズについて高い意識を持っていたといえる状況ではありませんでした。しかし、この震災以後、いくつかの市町村では既に具体的な動きがあります。
 こうした実情を踏まえ、アーカイブズの意義と岩手県の実情を確認することを目的とした講演会を開催します。

■プログラム
司会:岩手大学教授 藪 敏裕 氏
開会挨拶:盛岡大学長 徳田 元 氏

第1部 アーカイブズの意義 13:00−15:30
・東日本大震災後、公文書管理は変わったか
 (日本経済新聞社 松岡資明 氏)
・アーカイブズと民俗学−報告書『花輪祭り』の実例から
 (盛岡大学教授 大石康夫 氏)
・ビジネスアーカイブズと地域社会
 (元虎屋文庫研究主幹 青木直己 氏)
・公文書管理法を活かして記録を残す
 (国文学研究資料館助教 加藤聖文 氏)

第2部 地域社会におけるアーカイブズ 15:45−17:00
・地域文書館の設立を振り返って
 −アーカイブズ未設置地域の博物館の役割
 (元栃木県小山市文書館長 平田輝明 氏)
・アーカイブズの管理と災害対応〜遠野市の事例から
 (遠野市文化研究センター調査研究課長 小笠原晋 氏)
・被災文書の保存活用と市町村における文書中間保管庫の設計
 (国文学研究資料館助教授 青木睦 氏)

閉会挨拶:岩手大学副学長 西崎滋 氏

■問合せ先:盛岡大学総務部総務課(TEL:019-688-5555)
アーカイブズ講演会チラシ  ファイルサイズ/169KB
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