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2009/06/05 ヤングリーダーズ国際研修2009in いわて
(Aug 26〜Sept 5, 2009 開催) 
Young Leaders’ International Seminar 2009 in Iwate (YLIS2009)
募集期間7月1日〜17日(先着順)事務局

プログラムの目的
 「ヤングリーダーズ国際研修」は、いわて高等教育コンソーシアムに所属する学生たちと、海外学術協定校など、海外の大学に所属する学生たちが、共同作業やフィールドワークなどを通じてグローバルなコミュニケーション能力を高め、多文化理解等に関する実践的な教育の場を提供する研修である。
 2008年度「ヤングリーダーズ国際研修」では、タイ、韓国、中国のアジア3カ国から学生と引率教員の合計18名を岩手に招聘し、岩手大学、盛岡大学の学生11名とともに、「食と持続可能な社会」をテーマに、さまざまな体験を通じたプログラムを実施し、参加者のリーダーとしての意識形成に大きく貢献し、成功をおさめた。
 今年度はタイ、韓国、中国、アイスランドの4カ国から学生13名と教員2名を岩手に招聘し、いわて5大学の学生12名とともに「農産物の適正価格と持続可能な社会」をテーマに研修を実施する。

 現在、全世界において持続可能な開発の必要性が認識されており、グローバル社会における最優先課題の一つとなっているが、我々は外国のリーダーたちと連携し現実的対応ができる、知識が豊富な若いリーダーを養成していく必要がある。
 このような目標を達成するために、このプログラムは二つの課題を設定した。一つ目は国境を越えて若いリーダーの間にネットワークを構築し、信頼と友情を育むこと。そして二つ目は岩手の山村地域に伝統的に受け継がれている持続可能な生活スタイルや食文化の良い実践から学び、これを各自の生活に生かすということである。 タイ、中国、韓国、アイスランド、日本の参加者が一緒に活動し、経験し、意見を交換しあう。参加者の多くは都市部出身であり、過疎の山村に住む人々に出会うことにより、自らの生活スタイルを見直すきっかけとなる。参加者はこのようなコミュニティーをよく観察し、与えられた情報を分析し、このコミュニティーが持続可能になりえた基準が何かを考える機会となる。最終的には各自自分のコミュニティーを振り返ってこの持続可能な開発のための基準を当てはめるにはどうすればいいかを考えてもらい、この研修で学んだことを、将来的に各自のコミュニティーの中で実践してもらうことが、このプログラムの最大の目的である。

中心テーマ:「農産物の適正価格と持続可能な社会」
キーワード:循環型社会、食の安全、エネルギー、フェアトレード

プログラムの概要
【アイスブレーク】
 人間関係を作り上げチームメイトになることを目的とした活動を実施するとともに、今後のディスカッションなどに活用できる基本スキルの練習を行う。
【シミュレーション】
 今回取り扱うテーマに即したシミュレーションゲームを実施し、課題の基本概念を理解させる。
【講義とディスカッション】
 岩手大学人社学部より横山英信教授より農業経済学の観点からテーマに関連した講義をしていただき、キーワードをもとにディスカッションを行うことにより、テーマへの理解を深化させる。
【実地体験】
 山地酪農を実践している中洞牧場で研修する。オーナーである中洞正氏の講演を聞き、作業などを体験することにより、現状に関する理解を深める。また、比較対照として商業牧場である「くずまき高原牧場」を見学し、概念やシステムの違いに関する知識を深める。
【口頭発表準備】
 理論と現実を融合して、ヤングリーダーとしての今後の在り方についてディスカッションを行うとともに、課題を整理して行動計画を策定する。
【口頭発表】
 英語または日本語で課題についての発表を行う。

海外からの参加学生、引率教員:15名(予定)
学生:タイ(サイアム大学)2名、韓国(明知大学、群山大学)各2名、
中国(寧波大学、曲阜師範大学)各2名、アイスランド(アイスランド大学)3名
教員:サイアム大学1名、寧波大学1名

日本側参加学生・参加対象:12名(予定)
いわて高等教育コンソーシアムの構成大学(岩手大学、岩手県立大学、岩手医科大学、富士大学、盛岡大学)に所属する日本人学生。
なお、外国人留学生及び前回の研修参加者はプログラムの目的上、対象外とする。

参加申込受付期間:2009年7月1日(水)〜2009年7月17日(金)

申込方法:所定の申込用紙に記入のうえ、岩手大学国際課(FAX:019-621-6290)に提出する。

参加者選考方法:
原則先着順とする。ただし、各大学からの申込状況及び男女比などを考慮し、調整を行う場合もある。

スケジュール概要
日数 日 付 午 前 午 後 宿泊先
8月26日(水) 到着
歓迎レセプション 盛岡市内
8月27日(木) オリエンテーション 事前課題発表会とディスカッション 岩手山青少年交流の家
8月28日(金) 講義 グループディスカッション、ホームステイ開始 ホストファミリー
8月29日(土) ホームステイ ホームステイ ホストファミリー
8月30日(日) ホームステイ ホームステイ終了、研修旅行準備 岩手山青少年交流の家
8月31日(月) 岩泉
中洞牧場研修 中洞牧場研修 ふれあいらんど岩泉コテージ村
9月 1日(火) 中洞牧場研修後、くずまき高原牧場見学 研修のまとめ 岩手山青少年交流の家
9月 2日(水) プロジェクト プロジェクト 岩手山青少年交流の家
9月 3日(木) 発表リハーサル@岩手大学 発表会@岩手大学
送別レセプション 盛岡市内
9月 4日(金) エクスカーション
(盛岡手づくり村、小岩井農場など) エクスカーション
(盛岡市内見学など) 盛岡市内
9月 5日(土) 出発・帰国

担当連絡先:
プログラム担当:岩手大学国際交流センター(尾中・松岡)
        電話:019−621−6869
E-mail:onaka@iwate-u.ac.jp
事務連絡担当:岩手大学研究交流部国際課(石沢)
         電話:019−621−6057 FAX:019−621−6290
E-mail:gryugaku@iwate-u.ac.jp


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