平成27年度から開始された、いわて高等教育コンソーシアム「地域リーダー育成プログラム」では、平泉や賢治らに育まれた共生の思想(人と自然との共生、万物の共生)を尊び、地域全体を思いやるリーダーとして、コーディネート力を備え、多様な領域・局面で地域の中核を担う人材の育成を目指して各種プログラムを展開しております。 「地域を担う中核的人材認定」は、いわてコンソ連携校(単位互換協定校)の学生を対象にしたもので、あらかじめ指定された地域課題や復興に関わる科目(コア科目)の必要単位(4科目8単位以上)を修得し、さらに地域の課題解決策を学生たちが主体的に考え実行する「地域課題解決プロジェクト」を遂行したうえで、審査に合格した学生に、「地域を担う中核的人材認定証」を授与されます。 この度、プログラム開始以降初めてとなる「地域を担う中核的人材認定者」が決定しました。 このことを受け、平成29年7月21日に認定証授与式が執り行われました。
<認定証授与者> 岩手大学農学部生物産業科学コース3年 吉野 明子 さん 岩手大学教育学部日本語・地域文化コース4年 梅木 紳太郎 さん <認定証授与式> 日時;平成29年7月21日(金)11時30分〜12時00分 場所:岩手大学事務局棟2階第一会議室
必要単位修得・所定要件を満たした2名は、地域課題解決プロジェクトの活動にも中心的な存在となり、積極的に取り組みました。 吉野さんは平成27年度の地域課題解決プロジェクトとして、「久慈市の魅力を全国へ〜肉鉄を走らせよう〜」に参加し、地元久慈地域の高校生とともに、三陸鉄道を利用した取り組みの企画立案を行いました。このときは残念ながら企画実現には至りませんでしたが、この経験を糧に翌年、平成28年度の地域課題解決プロジェクト「三陸鉄道の有効利用:さんてつで学ぶ地域の魅力」では、中心的役割を担うスタッフとなり、活動を牽引しました。 梅木さんは平成28年度の地域課題解決プロジェクト「三陸鉄道の有効利用:さんてつで学ぶ地域の魅力」において、吉野さん同様に「さんてつ活用推進チーム」の中心的スタッフとして活動し、積極的に意見やアイデアを出し、企画の実現に大いに貢献しました。 なお、認定者のお二人は今年度(平成29年度)もさんてつ活用推進チームの中心的スタッフとして活動に取り組んでいます。
いわて高等教育コンソーシアムでは、今後も地域の中核を担う人材の育成に向け「地域リーダー育成プログラム」を継続することとしています。
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