【テーマ】 教育の質保証と「学士力」−大学教育改革の国際的動向と我が国の課題 【講師】 川嶋太津夫(神戸大学学長特別補佐・大学教育推進機構教授) 【日時】2010年5月19日(水) 15:00〜17:00 【場所】岩手大学附属図書館多目的学習室 【主催】岩手大学 大学教育総合センター 【講演内容】 いま、「教育の質保証」が高等教育改革の最重要課題として提起されています。 その背景には、高等教育のグローバリゼーションが指摘されています。偽「学位」の世界的流通などが契機となって、「学位」の国際的な通用性が強く問われるようになったのです。 「学位」とは、教育課程(プログラム)の修了によって得られる知識・能力の証明といわれます。 では、「学士」という学位取得者が身に付けた知識・能力とは何か。 すなわち、「学士課程教育」における「学習成果(ラーニング・アウトカムズ)」は何か?その明確化が各大学に対して問われています。その説明責任を果たすものが、「学士力」と言えます。 川嶋先生にお話しを聞くのは、平成20年5月に続いて2度目になります。 今回は、教育の質保証と「学士力」に焦点を絞って、改めてお話しを聞きます。 【川嶋太津夫氏の略歴】 1954年岐阜県生まれ。名古屋大大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。 名古屋大教育学部助手、神戸大学大学院国際協力研究科教授を経て現職。 第4期中央教育審議会大学分科会 制度・教育部会 学士課程教育の在り方に関する小委員会専門委員 第5期中央教育審議会大学分科会専門委員。 著書に、「21世紀は大学院の時代か」有本章・山本眞一編『大学改革の現在』(東信堂、2003年)、「公立大学の法人化と大学評価−教育の『品質』の保証と改善の観点から」、早田幸政編『国立大学方針化の衝撃と私立大学の挑戦』(エイデル研究所、2005年)など。 ★ご意見等は、 ihatov5@iwate-u.ac.jp へお願い致します。 ☆本特別講演会は希望する大学(拠点)へ配信も可能です。 ご希望の大学(拠点)は事務局までご連絡をお願いいたします。 また、本講演は遠隔講義(TV会議)システムにて録画を致します。 [講演終了後、録画記録(ウィンドウズメディアファイル)をコンソーシアムHP(関係者専用ログインページ)に掲載させていただく予定です。] |