平成25年度後期集中講義「危機管理と復興」、最後となる第7回は東京都市大学の室田昌子先生で、「地域コミュニティ再生」をテーマとして講義が行われました。 当日は岩手大学、盛岡大学、一関工業高等専門学校から31名の学生が受講しました。
前半は「コミュニティとは何か?」「コミュニティ再生とは」という基本的な説明から始まり、地域によりコミュニティは異なり多様ではあるが普遍化する必要があること、被災地におけるコミュニティ・エンパワメントの役割や方法について講義されました。 後半は被災地におけるコミュニティの形成・再編、再構築について内容を展開し、コミュニティ形成空間(コモンスペース)に必要な工夫、多世代型交流が自然と生まれたり出会いや会話を誘発する仕掛けについて説明されました。 最後に室田先生はコミュニティ・マネジメントの重要性に触れ、「受講した学生の皆さんにぜひコミュニティマネージャーになって頂きたい」との期待を述べられました。
この後、集中講義担当である岩手大学人文社会科学部の後藤先生が「振り返り」の講義を行いました。「振り返り」では、これまで7回にわたり学んできた「危機管理と復興」について、各回毎の重要ポイント、またそれが重要だと思う理由について話し合いまとめるというグループワークを行い、それぞれ発表をおこないました。
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