イベントの詳細

2022/10/29〜2022/12/10 令和4年度 後期集中講義「危機管理と復興」が開講されました!事務局

 「危機管理と復興」は、危機管理や災害時の医療、防災、都市造りなどについて学び、様々な状況に対応し得る能力と知見を修得することを目的とした講義です。

 今年度の講義は、10月29日(土)〜12月10日(土)の期間で全7回(1回2コマ)実施し、受講者は24名(岩手大学22名、盛岡大学2名)でした。

 講義は、教訓から学ぶ危機管理を始め、災害医療、防犯、石碑から学ぶ災害の歴史、防災教育、震災遺構など幅広い内容をテーマにして行われ、担当講師による座学のほかにグループワークを多く取り入れ、互いの意見共有などを通して学びを深めました。また、コロナウイルス流行のため、関西大学城下英行先生の講義「防災教育を考える」を2年連続オンラインで行っておりましたが、今年度は3年ぶりに対面形式で行うことができました。

 現地研修では釜石市を訪れ、グループで町を探索した後、三陸鉄道葛e池氏によるガイドのもと、震災学習列車で釜石駅から盛駅までの区間を震災時の状況説明などを聞きながら、実際に見て・知って・感じることで見識を高めました。その後、いわてTSUNAMIメモリアルにて、震災映像や被災物などの展示品を見学しました。

 この講義を受講した学生からは、「医療面や伝承など様々な方面から災害を知ることができた。」「災害時にいかに素早く多くの人を救う行動がとれるのか、後世にどう伝えていくかの難しさが印象に残った。」「これからの次の世代に日本の自然災害の情報を伝え、新しい災害文化を作る等、課題も多いことがわかりました。」などの感想が寄せられました。
 短期集中ではありましたが、学生が知見を広げ現状の課題を考えることで、今後の危機管理に活かせる講義になったのではないでしょうか。




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