イベントの詳細

2023/09/05〜2023/09/08 令和5年度 前期集中講義「ボランティアとリーダーシップ」が開講されました!事務局

 地域リーダー育成プログラムの必修科目「ボランティアとリーダーシップ」は、集中講義形式で行われ、ボランティア活動に関する知識や技能、リーダーの役割、組織の動かし方について学び、ボランティア実習を通して実践することで、様々な状況に対応し得る能力と知見の修得を目的としています。

 今年度の講義日程は9月5日(火)から8日(金)の4日間で、前半2日間はいわて県民情報交流センター(アイーナ)を会場に講義を開講し、後半の2日間を1泊2日の実習を含んだ合宿形式で行いました。本講義は、コロナ禍のため令和2年度以降合宿を中止しておりましたが、今年度は4 年ぶりに宿泊実習を実施することができました。受講者数は36名(岩手大学35名、盛岡大学1名)でした。

 初日の西村千尋先生(歩健学研究室)の講義では、コミュニケーションの取り方や相手との信頼関係の築き方をアイスブレーキングなどを通して学び、吉田祐一郎先生(四天王寺大学)からの講義では、ボランティア活動の基礎知識や実際の活動方法、活動する上での心構えなどを学び、ボランティアに対するイメージを実際に書き出して言語化するワークを行いました。2日目の後藤尚人先生(岩手大学)の講義では、リーダー論・リーダーシップ論について学び、地域リーダー像を多角的な視点から考察しグループごとに発表を行いました。

 3日目からは1泊2日の宿泊実習として釜石市の根浜海岸へ行き、旅館『宝来館』を営む女将の岩崎様による東日本大震災被災時の実体験を交えた貴重なお話しを拝聴した後、海岸前の松林に落ちている松葉の回収や草刈り、砂浜の清掃などボランティア実習を行いました。実習後は山田町にある岩手県立陸中海岸青少年の家に移動し、フォローアップ講義を行い、グループごとに実習の振り返りをし、考察などを発表しました。

 講義受講後のアンケートでは学生から、「講義や班での話し合いだけでなく実践的な活動があることで五感で学ぶことができた」「ボランティアは想像以上に奥が深くてボランティアする側に得られるものが多くあると感じた。今回の授業に参加できて良かった」などの感想が寄せられました。4年ぶりに合宿を行ったことで、より一層学生同士の絆が深まり、学生の皆さんの成長を感じられる4日間となりました。





[←戻る]
ページの先頭へ