平成27年度から開始された、いわて高等教育コンソーシアム「地域リーダー育成プログラム」では、平泉や賢治らに育まれた共生の思想(人と自然との共生、万物の共生)を尊び、地域全体を思いやるリーダーとして、コーディネート力を備え、多様な領域・局面で地域の中核を担う人材の育成を目指して各種プログラムを展開しています。 「地域を担う中核的人材認定」は、いわてコンソ連携校(単位互換協定校)の学生を対象にしたもので、地域の課題や復興に関わるあらかじめ指定された科目(コア科目)の必要単位(4科目8単位以上)を修得し、さらに地域の課題解決策を学生たちが主体的に考え実行する「地域課題解決プロジェクト」を遂行したうえで、審査に合格した学生に、「地域を担う中核的人材認定証」を授与されます。 この度、プログラム開始以降3人目となる「地域を担う中核的人材認定者」が決定、平成30年9月28日に認定証授与式が執り行われました。
<認定証授与者> 岩手大学農学部生物産業科学コース4年 大宮 美緒 さん
<認定証授与式> 日時:平成30年9月28日(金)11時30分〜12時00分 場所:岩手大学事務局棟2階 第一会議室
<認定学生の紹介> このたび、地域を担う中核的人材に認定された大宮さんは、平成27年度地域課題解決プロジェクト「久慈市の魅力を全国へ 〜肉鉄を走らせよう〜 」に参加し企画立案に携わりました。地元久慈地域の高校生とともに企画した三陸鉄道企画列車の案は残念ながら実現には至りませんでしたが、この経験を糧に翌年度、三陸鉄道の魅力発見、利用促進を目的とした平成28年度地域課題解決プロジェクト「三陸鉄道の有効利用:さんてつで学ぶ地域の魅力」の中心的スタッフとしてプロジェクトを牽引しました。(会場:アリオ葛西店)に参加。 さらに平成29年度には上記の活動を知った(株)イトーヨーカ堂からお声掛けいただき、イトーヨーカドーアリオ葛西店を会場にした「東北かけはしプロジェクト」に参加。三陸鉄道の中村社長とともに会場内に設置されたステージに登壇し、これまでの活動や三陸鉄道のPRを行いました。 大宮さんは、中核的人材の認定が決まった後も、同プロジェクトの中心的スタッフとして活動を継続しており、現在は後継者の育成に注力されています。 いわて高等教育コンソーシアムでは、地域の中核を担う人材の育成に向け「地域リーダー育成プログラム」を継続することとしています。
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